1997-05-22 第140回国会 衆議院 農林水産委員会 第14号
○北沢委員 減少しているという御答弁ですが、私はやはり、平成七年における、繭を引き取らぬよという製糸家の皆さんの問題等の混乱がございまして、当時生産農家の皆さんが非常に不安であったわけですね。ですから、そういう意味で、将来に対する見通しを失い、意欲を失ったというのが偽らざるあの当時の状況じゃないかということを私は感じます。
○北沢委員 減少しているという御答弁ですが、私はやはり、平成七年における、繭を引き取らぬよという製糸家の皆さんの問題等の混乱がございまして、当時生産農家の皆さんが非常に不安であったわけですね。ですから、そういう意味で、将来に対する見通しを失い、意欲を失ったというのが偽らざるあの当時の状況じゃないかということを私は感じます。
また同時に、養蚕家や製糸家が安心して将来を展望できるような方途というものを講じなきゃいかぬ。 もう一つ大事なことは、やっぱり絹業者というのがいるんですね。
これでは京都もだめになるし、製糸家もだめになるし、養蚕家もだめになっちゃう、全部がだめになっちゃうと思うんですね。どうぞひとつ、大臣は力のある方だし、通産行政も農林行政もよくおわかりなんですから、その辺をよくお考えくださることが実は景気対策として非常に大事なことではないかと思いますが、いかがでしょう。
製糸家は東洋生糸の輸入禁止もしくは課税を主張したわけでございますが、既に東洋生糸を使用していた絹業サイドの強い反対で、養蚕家は生産された繭一キロ当たりについて、製糸家に対しては一かま当たり何がしかの奨励金が交付されたようでありますが、この間、やはり蚕糸業の衰退というのはとまらなかったようでございます。 それで、一九三一年、昭和六年になると思いますが、輸入割り当て制の実施がされております。
これだけ農家に犠牲をしょわせ、それから製糸家ももう大変減った。製糸の労働者も少なくなった。そして労働省は、その離職をする労働者に金をやってやめてもらうようなこういう処置をとっていて、なおかつ在庫がふえるわけですから、国内でいいあんばいにして在庫がふえたわけじゃない。やれるだけのことをやってふえているのですから、その期間においては、これはやはり一定の制限措置をとっていく。
これは先生方御案内のとおりでございまして、制度によりまして中間買い入れを保証されているかわりに製糸家が養蚕農家に対して基準繭価を保証するということでございまして、私どもがつくった繭は時価のいかんにかかわらず一万四千円がらみの繭値、すなわち基準繭価は二千五十円でございましたから二千五十円で製糸が買い取る。
だから、そういう意味で中小製糸家に対する適切な手だてを講ずる、こういうことが行われなければならないんじゃないかと私は思うのです。 それから、また同時に、たとえば基準糸価の中でキロ当たり労務費というものが算定をされておるわけですね。五十五生糸年度の場合にはこれが千二百四円十銭であった。これが新年度では九百七十円十銭というふうに、一九・五%も労務費の算定基礎というものが引き下げられている。
そこで、大臣は時間があるようでありますので、大臣が出かける前に一点だけ質問しておきますが、今日のように事業団の在庫が多くなった、あるいはまた絹織物の在庫も非常に多くなったということは、これは政府に責任があるとしても、養蚕農家や製糸家に責任がある問題じゃない。
○村沢牧君 重ねてお伺いいたしますが、最近の生糸相場の暴落は、養蚕家や製糸家にとってきわめて大きな不安と影響を与えているわけであります。
その事情を、延期をすれば、それならば在庫が一掃して農家が安心をして養蚕業を営めるし、製糸家も安心ができる、それから事業団に働く皆さんもこれなら将来の展望が開ける、こういうものを出してもらいたいと言ったところが、それは勘弁してくれと、こう言うわけだ。そういうことでしょう。まずその辺から、出せない理由を言ってください。
それだったら、昨年来私自身も主張いたしましたが、シルクコンビナート、蚕糸絹業一体、養蚕農家も製糸家も絹業家も三者契約をして、本当に、ああこの原料でこういう糸ができてこういう織物ができるのだという、ある種の市場メカニズムまで吸収した形のコンビナート体制で先行きが見えるやり方、生産体制をつくったらどうかということで、蚕糸事業団にことしから予算化してもらいましたね、新潟県十日町一カ所。
○村沢牧君 大臣にお聞きをしますが、国内の需要が減少して、養蚕家も製糸家も絹織物関係者も大変に苦しくなっているときに、生糸にしても撚糸にしても、あるいは絹織物にしても、あるいはまた乾繭にしても——繭ですね、非常に輸入が多過ぎる。大臣はこのように思いませんか。
そこで、ただ私どもといたしましては、秋蚕の掃き立てとそれから製糸家が来年の養蚕家との契約について不安のないような状態をつくり上げなければなりません。それが大事なことであります。そこで、現に国外から輸入されるもの、大体十万俵と見ておりますが、この間御承知のように、蚕糸事業団一元輸入の法律を発動いたしました。
○高田分科員 いずれにしましても、たいへんな生糸安でございまして、ただいま製糸家は非常な採算割れにおちいっておるわけであります。何とかしてこの窮状を打開しなければならぬということで、ずいぶんいろいろなことをやっておるようでございますけれども、その一つに、最近事業団に対しまして、五千俵ぐらいのさらに追加買い上げをしたらどうかというようなことが、業界からも主張されておったわけでございます。
製糸家も現にやはり仲買い人にもなっておりまして、そういうところは、これは高いと思えば売ります。聞いてみると、ちゃんと売っております。 同時に、いまのいわゆる専業仲買い人の玉ですけれども、これは御案内のとおり、最近において、その取引額の一〇%以内でやるということに全商品取引所の申し合わせでそういう規制をいたしております。
それで、ことに生糸について申しますると、御承知のように、原料である繭は、春と初秋、晩秋という、大きく分ければ春と秋に養蚕家と製糸家の間に取引が行なわれます。そして買った製糸家は、やがてそれを生糸にして売るわけですけれども、御案内のように、やはり一応、ことしの生産費はこのくらいだ、それ以下になれば損になるというような状態で対処しなければなりません。
これはいろいろと見解の分かれるところだとは思いますけれども、今日に至るまでの経過をよくよく振返ってみますと、いわゆる中間安定というほうの仕事は、一見生糸の買い入れ、売り渡しによって安定価格帯の中に価格をおさめる仕事というふうに見えますけれども、これはやはり製糸家が養蚕農家に対してその年の繭の値段をあらかじめ最低の水準で約束するという仕事を前提としまして、そういう最低の繭価の約束をした製糸家がつくった
これは製糸家が出した金なんてちょっぴりじゃないですか。そんなもので一々あれしたなんてかなわないですな。特別会計へ移したらどうですか。特別会計ならいままでの長年の経験を持っているわけだし、法制的にも整っていますね。その中には蚕糸業の中間安定のやつをぶち込んでしまったらいい、何でこれを逆にさか立ちさしたのか、そこのところがわからないですね、内容聞いてみても。
○小暮政府委員 生糸につきましては、まず原料でございます繭の生産と売り渡しの段階は、むしろ農業団体の多年の努力で、きわめて秩序立ったものになっておりまして、共販率も非常に高い形で、養蚕農協が繭を集めて製糸家に引き渡すということにいたしております。
普通の地方の製糸家との間にはもちろんそうでありますが、組合製糸がだんだん発達して、組合員の繭を組合製糸が購入いたします。
養蚕家とし、製糸家としても、これだけの工費がなけねばこのなにはできぬのだと。だから、日本の品物をこの価格でさえすれば、工費に対しては幾らかはいろいろな品物によって工費の差はありますけれども、原料としてはこれよりは変らぬのやから、向こうの商人がこれを注文して買えば、一年なら一年だけは、原料は変わらぬのじゃから、これで仕入れて仕事にしてもいいじゃないかと、こういうことになると、私はこう思います。
第四は、中小製糸家——施設も古い、小さいものでくるくる小さくやっている製糸家たちの苦境をさらに強めて、あるいは倒産させたりなんかする波をつくるのではないか。 こういうようないろいろなことが心配があるわけなんですが、これは心配であってくれることを実は望んでいるわけなんですが、こういうことが考えられるわけなんですが、局長はどういうふうにお考えですか。
生糸の生産過程まで含まれるいろいろな費用の中で、製糸家も労働者もまた農民も、ひとしくその安定された形における補償が必要だ。それに対する具体的な政策を持っているのかどうか。
ことに、ただいまやっております養蚕家及び製糸家、あるいはそういうことに重大な関心を持っておられます政治家の方々でも、御存じのように、外国市場で日本の生糸がとかく疎外されてまいりました大きな理由は、価格の変動が激しすぎるということでございます。もう一つは、品質を優良なものにしてもらいたい。